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2008年8月13日 (水)

そうじゃないのだ。

赤塚不二夫先生の特番の再放送を見た。

、、、

原作と作画のような漫画の分業体制が一般的ではなかった70年代当時、喫茶店にブレインとなるスタッフを集めて行われる3時間におよび赤塚プロのアイディア会議。何気ない世間話の中から、ギャグマンガの核となるきっかけを貪欲に見つけ出し、物語の流れを作り上げる。その後、机に向かうと、停滞することなく一気に、その天賦の才により下書きを書き上げる赤塚先生。さらにそれをスタッフが仕上げ、一本のギャグ漫画がおよそ13時間で完成する。

なんかギャグ漫画ってもっとごちゃごちゃとしていて、漫画家が行き当たりばったりに書いていくのかと思っていたんだけど、まあ、それじゃあたくさんの連載とか続かないもんね。赤塚という天性とそれを支える赤塚プロのシステムとの見事な融合が、バカボンの一話一話を生み出していたのですね。なるほど。

で、

その番組の中に、天才バカボンの何気ないセリフの裏に込められた意味、現代社会に生きる僕らへのメッセージを読み解いて、カウンセラーの先生が語るというコーナーがあったのです。

テレビの中のカウンセラーの先生
「では、次のシーンを見て頂きましょう。ここには、私達の親子関係の在り方に関して、非常に示唆に富んだヒントが込められているのです。」

僕(確かに、ここまでの赤塚プロダクションの考え抜かれた漫画作りの過程を見てくると、ただのギャグ漫画だとは侮れないぞ。その漫画の裏に、実は深い意図が込められていてもなんら不思議はないよな。)
 

~で、問題のそのシーン~~~~~~~~~~~~~

家の中。
 
魚を足にはめたバカボンのパパ
「ワシは退屈だから、タイのクツをはいているのだ。」

バカボン「わあ、すごい。かっこいいよ、パパ。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

僕(え?)

テレビの中のカウンセラーの先生「はい、ココです。(力強く)」

僕(???)

得意げなカウンセラーの先生
「このシーンですね。私達は、通常、自分の子供とコミニュケーションを取る際に、何かそこに意味づけを必要としてしまいがちです。今日何があったの?だとか、宿題はしたの?だとか。

ですが、そういった意味を求める質問形式のコミニュケーションに対して、年頃の子供は反発してしまう傾向があるのです。これではコミニュケーションが成り立ちません。

ところがその点、バカボンのパパはまったく異なるアプローチでバカボンと話していますね。「ワシは退屈だから、タイのクツをはいているのだ。」と。まったく質問形式ではありません。そう、コレこそが各家族化の進む現代の私達の家庭において、極めて重要な親子間のコミニュケーションの形だと言える訳なのです。」
 

、、、うん、そんな訳ないのだ。

 

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2008年8月12日 (火)

夢。

こんな夢を見た。

、、、、

草原のようなところをただ一人で歩いている。辺りは靄がかかったように霞み、距離感があまりつかめない。そこは途方もなく広いようでもあり、近所の路地裏のように狭いようでもある。薄暗い日差し、むせ返るような草の匂い、そしてただひたすらに蒸し暑い。遠くからは、かすかに蝉の声が聞こえる。

プ~~ン。

周囲の草原のどこからともなく蚊が一匹飛んできて、半ズボンから伸びた僕の右太ももにピタリと止まる。「半ズボン?」そんな疑問を抱きながら、とりあえず右手でそいつを叩き潰す。手の平で潰れた蚊の腹から垂れる僕の血。これも出血というのかな?

プ~~ン。

またどこからともなく蚊が飛んできて止まり、叩き殺す。なんて無力な生き物なのだろう。手を汚す中途半端な量の血。蚊の血、僕の血。

プ~~ン。

そしてまた蚊はやって来て、止まり、殺す。プ~~ン。また、止まり、殺す。ただひたすらに繰り返される不毛な作業。いつまでこんなことが続くのだろう?こんなことに何の意味があるのだろう?もう止めてしまえばいいのじゃなかろうか?そんなことを考えながらも、機械のように黙々と手を動かし、飛んでくる蚊を叩き潰す。この哀れな生き物を殺し続ける。何も考えず、何も感じず。そう、降りかかる火の粉はとっとと払う、それだけのことなのだ。

額に噴き出す汗。それにしてもここ、すごく暑い。

ふと我に返ると、僕の周囲には無数の蚊が飛び周り、僕はその群れの中にいた。ひっきりなしに聞こえる羽音、僕の太ももにはもう十匹以上も止まっている。慌てて太ももを叩く。パシン。潰れた蚊、飛んで逃げる蚊。そして再び止まる蚊。

パシン。プ~~ン。

パシン。プ~~ン。

必死で繰り返す内、たちまち僕の手の平は真っ赤になり、それでも奴らは後から後からと、無数にやって来るのだ。どこまで行っても終わりはないし、どこにも変化はない。絶望的な反復作業。

こんなことなら半ズボンなんて履いてこなければよかった。僕が後悔に包まれるその間にも、真黒に蚊の群れが止まり、僕の太ももはブツブツと膨れ上がる。もうそれが本当に僕の太ももなのかもよく分らなくなってきた。噴き出す汗。それでもただただ反射的に動き続ける僕の手。なんて無力で哀れな生き物なのだ。

そう、こんな僕に言えることは、ただ一つだけだ。
 

太もも、めちゃめちゃかゆい。
 

、、、そんな夢を見た。

 

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